3Dアバターソーシャルサービス【ZEPETO】をZ世代が大解剖してみた

3Dアバターソーシャルサービス【ZEPETO】を大解剖してみた Technology

*この記事は 約10分 で読了できます

『もう一人の可愛い自分、もう一つの新しい世界』をコンセプトに掲げ、 NAVER Z が運営する新鋭ソーシャルメディア「ZEPETO(ゼペット)」をご存知でしょうか。

 … 3Dアバターを作れるアプリだっけ?

多くの方がそうしたイメージを抱いているためか、見渡す限りZEPETOについての記事は「アバターの作り方」やメイン機能の1つである「ワールド(マップ機能)」だけに触れるものがほとんどだと感じています。
しかし、本当に知りたいのは「ゼペットで実際にできることとは?」という機能的な側面。
『ゼペットについて知りたいのそこ(機能面)じゃないんだよね』という方は、まず以下の記事を参考にして頂き『いや結局何ができる場所なんだよゼペット!』と思い直してからこの記事に戻ってきてくれると嬉しいです ◎

参考)ゼペットについて、
 ・ざっくりとした概要を知りたい方はBIGLOBE しむぐらし
 ・アバター作成について知りたい方はAppliv
 ・マーケティング目線で知りたい方はTechCrunch
 ・ビジュアルコミュニケーションに注目したい方はDIGIDAY

『ざっくりいっても10機能はある』

アバターやマップ機能にばかり注目されるゼペットですが、”ユーザー同士のコミュニケーションポイント” として目をやるとざっと10機能は挙げられます!
リリースされたのは2018年なので、ものの3年ほどでここまでの急成長を果たしたと考えるとまだまだ今後の発展にも期待が持てますね 👀

さっそく、次項でゼペットの重要チャネルを6項目に分けワールド(マップ機能)」「フィード」「クルー(Crew)」「ゲーム」「つぶやき質問(Ask)・マッチング」「ショップとそれぞれご紹介していきます。

まず最初はゼペットの顔的機能であるフィードから!

【ワールド】 アバターで遊べる「どうぶつの森」

ゼペットやユーザーが作成したマップ上で、アバター操作しマップのギミックやクエスト、他ユーザーとのコミュニケーションを楽しめる場所です。

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他ユーザーとチャットやアバターのモーションでコミュニケーションを取ることができるのがワールドの見どころですが、マップ上を歩き回るだけでもその精巧さに驚かされます 🌸

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基本的に、ワールドに限らず(フォローしない限り)ゼペット上での出会いは一期一会
一般的なソーシャルメディアのようにゼペットもフォロワー / フォロイーの機能は備わっているも、TwitterやInstagramのような『メリットがあるから・投稿が気に入ったから』というモチベーションの他、フィーリングが合いまた会いたいと思うから』という理由でのフォローが多い印象です。

【ショップ】着せ替えを楽しむなら欠かせない!

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ゼペット上のアバターはアカウント作成時にカスタマイズしますが、もちろんその後もアプリ内コインを使ってファッションや顔のパーツ、体をも変更できます。
さまざまなチャネルでアバターを介しコミュニケーションづるゼペットでは、アバターのファッションはかなり重要 😎(…リアルでも、ファッションが当人のアイデンティティの一部となりますね)

その爆発的な成長とファッション、エンターテイメントとの関わりの良さから、BTS・TWICE・ハローキティ・ディズニー・ワンピース・Gucci・NIKEなどなどの世界的なアニメ、ファッション界ブランドとコラボレーションを果たしています。そんなコラボ施策の多くがここショップに現れ、コラボアイテムリリースのたび高い人気を博しています!
はたまた、クリエイターのオリジナルアイテムも販売されるため、ある種クリエイターエコノミーの拡張やNFTにも寄与しているといえ、ショップはゼペットのビジネスが成長する上でかなり重要なチャネルです。

【フィード】 アバター版TikTok!?

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「そのまんまTikTok」という訳ではありませんが、ここフィードではアバターを使った短尺動画・静止画を閲覧できます。
動画表示はTikTokのようにアルゴリズ任せではなく、トップユーザーまたはハッシュタグ毎にまとめられていて、ユーザーは能動的に閲覧することとなります。

”テンプレート” と呼ばれる既成短尺動画があり、そこへアバターを置くだけで誰でも簡単に本格的なコンテンツを作成できるんです 🥳
当初は『アバターにこんな複雑な動きを… 一体どうやって!?』と思っていましたが、僕でもトレンディな音楽に合わせたクールなダンス動画を作ることができました!

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しかし、トップゼペッターの方々のオリジナルコンテンツではテンプレートであろうとも見事なファッションで魅せられてしまします…

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また、必ずしも短尺動画というわけではなく、フィードへは静止画でも投稿が可能です。
仲間達と一緒に素敵なショットを撮りアップしているユーザーもいれば、1人で複数のアバターを作成・駆使しているコンテンツも。
※ゼペットでは課金して2体目以降のアバターを保有することができます

【クルー】好きで繋がるチャットルーム

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クルーはLINEオープンチャットのように不特定多数に開かれたチャットルーム。
ファッション・学生・メイク・音楽などのカテゴリーで分化されていますが、ハッシュタグを紐づかせるなどでK-POPや好きなブランド、友達作り、顔採点(アバターの顔を評価し合う)など独自のカテゴリーでクルーを作成することもできます。共通の推しの話で瞬間的にワッと盛り上がるさまもよくよく窺えます 🧐

こうした不特定多数に開かれたアプリ内コミュニティといえば Yay! のサークル機能を思わせますが、ゼペットの「LINEグループチャットのようなチャット形式」という性質とは大きく異なります。

【ゲーム】一人で暇つぶし…では終わらせない!

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「つぶやき・質問(Ask)・マッチング」でもご紹介しますが、ゼペットは1人で遊んでいても自然と誰かと繋がるようシステマイズされています。

内容はZ世代に人気高いカジュアルゲーム(タップやスワイプなどシンプルな操作でサクサク進められるもの)で、4名で各ゲームで得点を競い合うというものです。
ゲームとゲームのブレイクタイムにはチャットで他ユーザーとコミュニケーションを取ることもでき、ミニアプリとして実装された外部ゲームアプリと連携し他のゲームをプレイすることも可能です。(もちろん、それも一人ではなく他のゼペットユーザーと一緒に!)

ゲーム終了後には一緒にプレイしたユーザーからフォローされることもしばしば。

【つぶやき・質問・マッチング】普段のSNS好きはコッチ!

つぶやき

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アイコンとユーザー名、投稿内容が時系列に投稿されるタイムラインです。アクションボタン いいね はなく、あるのは コメント だけ
ここでもクルー同様に学校・ファッション・音楽などとカテゴリーに沿ったチャネル分けが見られます。
ユニークな点としては、投稿時にその投稿内容から表れる感情を設定できること。文字のみで表示される呟きであるがために、具体的な感情を表示させよりユーザー同士のシンパシーが繋がりやすい工夫が組み込まれています 😶‍🌫️

質問(Ask)

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Z世代に人気高い「知恵袋風ソーシャルメディア」でいえば F3 が挙げられますが、ここもその一部を切り取ったようなチャネル。
設定した『わたしに聞いてみたいこと』に対し、ユーザーが回答してくれます。

マッチング

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Tinderのようにスワイプしてお気に入りのユーザーとマッチできるチャネル。
もちろん判断材料はアバターの容姿やファッション、今までの投稿に限られ、ここでリアルの人格は一切合切加味されません🥺
ゼペット上ではリアルユーザーの性別とアバターの(表面的な)性別は必ずしも一致しないうえ、1人で複数のアバターを使いこなしているユーザーも少なくはありません。ゼペット上で交際する “ゼペットカップル” なんて言葉もあるくらいなので、その不思議な感覚は実際にゼペットをプレイしてみて初めて味わえるものなのかもしれませんね。

『デジタルのほぼ全てが詰まったソーシャルメディア』

こうも無数の機能が実装されているゼペットには、「1 on 1 のチャット」は可能ながらも「1 on 1 の通話機能」がありません。

しかしながら、すでにほぼ全てのソーシャルメディアの機能を網羅しているといっても過言ではないゼペット。それがなし得る点は、2014年に発足したソーシャルメディア「Amino(アミノ)」にみることができます。

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当時はmixiやTwitter、Facebookがソーシャルメディア市場を牛耳っていたころで、アミノにはそのいずれもが持てなかった「超絶ニッチなコンテンツを集約するコミュニティ」を実現していました。そしてその特質が余計な高齢ユーザーを入り込ませないガードラインを形成していたのです。

TwitterやTikTikなど既存ソーシャルメディアの縮図のようなプラットフォームに、見慣れない3Dアバター。さらには無数に設置されたユーザー同士のコミュニケーションポイントで繋がることができるゼペットにも、アミノにみるような “ガードライン” が敷かれていると見えます。
さらに、アミノで生まれたマニアックで高濃度なコミュニティとは違う深さ、つまり心的な濃度を高めたコミュニティを形成するゼペットは、今後Z世代ユーザーの心をますます虜にしていくのではないでしょうか。

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