【Qストーミング】参加してみたらアイデアが連鎖爆破した

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アイデアに行き詰まった時や、企画が上手く運ばない時…

そんな時、きっと多くの方が「ブレインストーミング」を試みたことがあるかと思います。

「どんなにバカげたアイデアでも歓迎する」
「結論をださない」
「質よりも量を重視」

↑こういった条件のもと、キーワードをくっつけたり連想させながら、とにかくアイデアを出しまくる会議法の一つですね。
しかし、結局ここでアイデアが出ながらも、それを上手くネクストアクションに落とし込めなかったり、具体的な案にまとまらないことってありませんでしたか?

今回私が参加した SHIBUYA QWS主催【企業の問いで遊んでみる!】では、「クエスチョンストーミング(以下、Qストーミング)」と呼ばれる新鮮なストーミング法を体験することができました。
ブレインストーミングで陥りがちな難所を回避しつつも爆発的にアイデアを生むことができる上、具体的な問題解決策にまで落とし込める… これはスゴ技なのでは驚愕してしまいまして…。

ただ、ここで私が体験したQストーミングを解説しようにも、おそらく実施元や目指す達成地によって具体的なQストーミングの手法は異なるかと思います。加え、誤りのない正確な説明であれば間違いなく以下の記事の方が適切でしょう。
よってここでは、私個人が体験した「SHIBUYA QWS」スタイルのQスーミングの秀逸さと感想を主軸としながら、その概要をお話していきたいと思います!

*参考*
 ferret『アイデアが浮かばない時は「なぜ」を繰り返そう!「クエスチョンストーミング」の実践方法を解説』

Qストーミングの進行ステップ

実際に進行していった内容を説明する前に、
まずはざっくりと2点「①:一般的なクエスチョンストーミングの概要」「②:SHIBUYA QWSで体験した今回のQストーミングのスタイル」を解説しておきますね!

①:一般的なクエスチョンストーミングの概要

Qストーミングとは、ブレインストーミング同様にアイデアをバンバン出していく会議法。

大きな違いとしては、ブレイン(脳)から出すものが言葉や解決アクションではなく “問いクエスチョン)” だということ。したがって、最初に掲げる解決したい課題やテーマも同様に “問い” から出発

『問いに対しさらに問いを投げかけ、さらに問いを…』といったように、永遠と相手に問いを投げまくるソクラテスの問答法のようなイメージです。

②:SHIBUYA QWSで体験した今回のQストーミングのスタイル

[最初に出発した問い]
若者Z世代は、食と健康にどの様な課題を感じているのだろう?
※ 最初のテーマもやはり “問い” 形式に。

[目指すゴール]
・↑この問いを解決に導くようなアイデア = “解”(= 商品施策キャンペーンetc…)を見出すこと。

[実施の仕方]
・参加メンバーはZoomで繋がり、全活動はオンラインホワイトボードmiroで実施。
 (ポストイットのようなもの)

・Zoomのブレイクアウトルーム機能を活用し、全体への周知 / グループワークと分けて実施。

・1グループには5名ほど。
 (今回は3グループ)

・各グループに1名、グループ活動を円滑に進行してくれるファシリテーターが付く。
 (以下、ファシリ)

※ 基本的には初期配置でのグループワーク。ディスカッションのタイミングでは異なるメンバー間でも活動。

大枠は以上のようなかたちで、実際の進行では次のように4セクション12項目に別れていました。
注目すべきは、「E. 解の強制解放」と「F. 解の具体化」というセクションです!

A. 導入

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1:全メンバーで出題者が設定した ↑最初の問いを確認。

B. グループワーク

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2:1. で確認した問いを考え、新たに生まれた問いを書けるだけmiroに書き込む。

3:miroに記入された問いを、各メンバーが簡単に解説。

C. 他メンバーとのグループワーク

4:他グループがmiroに記入したさまざまな問いを見て、ユニークな点をディスカッション。

5:その上でまた新たに浮かんだ問いを記入。

D. ボーティング(投票)

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6:ここまでで生まれた全グループの問いを見渡し、「最も取り上げるべきだ」と思うアイデアに投票。

7:グループごとに、最も得票数が多かった問いを選出。

\\ E. 解の強制解放 //

ここではインプット(”強み” と”問い” の理解)と アウトプット(両方を含んだアイデア=解を生み出す)の両方が求められます。ゆえ、各セクションの中で最も難しい活動だったと感じました。

にもかかわらず発案時間2分という制約を設けることで、解を「『強制』的に解放」させます。ここから、アウト/イン両方を含む最も難しい活動に過剰な時間をかけず、システマチックに解まで落とし込むことができたと思います。

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8:「最多票を獲得し各グループから選出された “問い”」に対し、「最初に出発した問いの出題者の “強み”」を掛け合わせてみる。
→ 情報を整理しインプット

9:「”強み” を生かしつつ(選出された)”この問い” を解決するには?」を目標に、ブレストで強制的に “解” を導き出す。
→ 2分間で最低1つアイデアをアウトプット

10:強制的に導き出した強みと問いを掛け合わせたアイデアから、ベストワンを選出。

\\ F. 解の具体化 //

当然「強制的に」解放された解は、具体性を伴ってはいません。

よってここでは、以下のような5つのフレームを用いて 解=アイデア にコンセプトを付与し具体化させていきます。「スピード重視で強制的に生み出した解を低品質とはみなさず、確実に価値あるものとして具体化する」 このセクションがあってこそ、課題解決〜具体案発見に役立つQストーミングなんだと感じられます。

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11:選出したアイデアに次のフレームを加える。

 「取り組んだ問い」
 「アイデア名/キャッチフレーズ」
 「参考画像やイラスト」
 「アイデアの一押しポイント」
 「必要なリソース(こんなスキル, 人, 場所)」

12:最後に、各グループで具体化した アイデア=解 を簡単に紹介し合う。

以上.

Qストーミングで「アイデアが連鎖爆破」!

まず前提となりますが、
これから述べることは、実施元SHIBUYA QWA が意図しているQストーミングの定義等とは一切関わりのない私個人の見解です。

以下の「やばい!」と思ったポイントを見ていくにあたっては、そうした背景が敷かれていることを理解いただけますと幸いです。

頭の中でアイデアの連鎖的爆発が発生!

当たり前のことかもしれませんが、数学でない限り一つの質問に対して答えは無限に考えられますよね?

『あなたは、どんな味のお菓子が好きですか?』

実際、ごく平凡な↑この問いには、実にさまざまな答えが返ってくると思います。返ってくる答えはもちろん、単なる質問に対しての答えとして捉えられますが。

でも、もしあなたがとあるお菓子メーカーのマーケターだとすれば…
ここで得られた答えは顧客の定性的な調査情報となり、ブレインストーミングで出てくるアトランダムなキーワードより高純度な “アイデア(=課題を解決するためのアイテム)” になると言えないでしょうか?
このことを端的に示したのが『問いとは、解を落とし込むための枠組みである』という言葉です。何が言いたいかというと、問いとはさまざまな解(=答え= “アイデア”)を生成する永久機関的なコミュニケーション装置だ、ということです。

既述の通り、一般的なQストーミングでは問いに対しさらに問いを見出しそれを繰り返します。
『誰かが出した問い(複数のアイデアを孕んだ問い)が、また誰かの問い(さらに複数のアイデアを孕んだ問い)を誘い、さらにそれが…』と考えれば、これはもうこのnoteタイトルにあるようアイデアの連鎖的爆破と言えるでしょう。

例としてmiroの一コマ↓ を挙げていますが、実際今回のQストーミングで生まれていた “問い” の中には、果てしなく深い無数のアイデアを見出すことができます。

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『Z世代にとって「手作り」ってどんな価値がある?』
『Z世代にとってのご褒美食は?(お酒離れ)』
『食事の楽しみって何?』

…おそらく、例上したような問い1つを深めようとするだけでも、ゆうに1時間は議論が必要になることでしょう。
このように、莫大なアイデアが詰まった問いを大量生成するQストーミングでは、アイデアの連鎖的爆破を自然に引き起こすことができるのではと考えられます。

最後に|まとめ

一般的には、問いから問いを生み出していくフローで進行するQストーミング

その簡単な総括としては、まず膨大なアイデアを孕んだ “問い” を量産することでブレインストーミングの比にならない数のアイテムを生み出せること。
そして、システマティックに組み込まれた「解の強制解放」「解の具体化」によってブレインストーミングで陥りがちな『具体的な問題解決策にまで到達できない』点を回避しつつ完成度の高い具体案にスピーディーに到達できるという点で、かなりユニークなアイデア発想法だったということです。

そして今回私が体験したQストーミングからは、前項の「アイデアの連鎖的爆破」の他、結果的な体感として以下の2点が思い当ったことも合わせて記しておきます!

I:「アイデアの連鎖的爆破」無数のアイデアを思い浮かべることができた
II:完成度の高い企画を見出せた
Ⅲ:これら Ⅰ, Ⅱ をかなりスピーディーに行えた

I:」は既述なので以下では割愛

『II:完成度の高い企画を見出せた』

ブレインストーミングで出てくるキーワードはアトランダムで時折テーマとはあまり関わりのないアイテムとなり得る一方、Qストーミングで生まれる問いは、複数のアイデア(=課題を解決するためのアイテム)を含んでいます。
このことからテーマ準拠の観点でより高純度だと言え、結果導き出される解も内容からブレない完成度の高いものになり得ると考えられます。

『Ⅲ:これら Ⅰ, Ⅱ をかなりスピーディーに行えた』

解の強制解放」により、インプット・アウトプット両方を含んだ最も難易度の高い活動を時間的, 濃度的に圧縮させられたことで、かなりスピーディーに感じられたのではと思いました。

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